カテゴリー「映画ーら行」の23件の記事

サイレント映画をたくさん観た!

渋谷にあるシネマヴェーラ<映画史上の名作番外編 - サイレント小特集Ⅳ ->特集で、サイレント映画をたくさん観た!

全て16mmフィルム上映。状態の良くないものもあったり、日本語字幕が投影できなくなったり。でもでもスクリーンで観る名作は格別でした。『竜宮城』除いて、無音上映。すこし緊張感あるけど、静かな場内にも慣れてきた。(でも、音楽付きだったらなー、と思いつつ)

観たのは、グリフィス短編集5本を含めて14本。どれも面白かったけど、最も感銘を受けたのは、トッド・ブラウニング監督『知られぬ人』。ロン・チェイニーって凄い俳優だ、と改めて。

以下、観た順番に。

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『倫敦から来た男』

まさしくフィルム・ノワール。白と黒の世界で展開する人間ドラマ。

映像の凄さに触れない訳にはいかない。ゆーっくりと動くカメラ。光と影は完璧に制御されている。暗闇にかすかに蠢く人影。路地を静かに照らす街灯。キャスティングは、シワの美しさで決めたのでは?と思えるくらい、それぞれの顔に現れた陰影が素晴らしく絵になるのだった。

鉄道員マロワン。朝仕事が終わったら馴染みのカフェで一杯。店主とチェスして、妻の待つ家に帰る。食事して寝る。多分毎日が同じ単調な生活。
でも、ある日大金を手に入れてしまった。
そこから少しずつ不穏な空気が加わっていく緊迫感がたまらない。

娘が勤めている雑貨屋に行って仕事を辞めさせる時、店のマダムが浴びせる罵声と店員が肉塊を“ダーン”と叩き切る音。
娘に分不相応な毛皮のマフラーを買ってあげる時、店員たちが矢継ぎ早に投げかけるセールストーク。
マロワンの日常が少しズレてきて不気味で笑えちゃうかんじ。好き。

言葉じゃなくて、顔と風景と音が世界を語る。

海沿いのロケーションがまた素晴らしいのだ。船から降りたらすぐに駅がある。港と線路がみえる“ガラスの檻”。
ロケ地の港についてクレジットに書いてあったと思うんだが、読み切れず。

London

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『レンブラントの夜警』

ピーター・グリーナウェイ監督8年ぶりの新作『レンブラントの夜警』。
何回も書いてしまうけど、わたしにとってグリーナウェイ監督は特別な存在。旧ユーロスペース(現在のシアターN渋谷。狭い方のスクリーンしかなかった頃)で『ZOO』を観てもの凄い衝撃を受けたことが、映画にハマり込むきっかけになったのだ。
シンメトリィにこだわった画面作り。生き物が腐っていく早回し映像のブラックなユーモア。グロテスクで美しい、それぞれの場面がうるさいほど主張してくる映画。作家主義ってこういうものだと納得した。
そして、もうひとつの主役というべき、マイケル・ナイマンの音楽にもハマり、撮影監督サッシャ・ヴィエルニという名前も覚えた。

それ以来ずっと追いかけている。前々作『ピーター・グリーナウェイの枕草子』と前作『8 1/2の女たち』には正直がっかりしたものだけど、やはり追いかけずにはいられない。
今回は17世紀のオランダが舞台のコスプレものということで、(少しだけ)期待していた。で、映画の感想は、、

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『ルナシー』

Sileni ヤン・シュヴァンクマイエル監督の舞台挨拶つき!

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『りんご、もうひとつある?』ー第7回東京フィルメックスー

Haveyouanotherapple  第7回東京フィルメックスで、バイラム・ファズィル監督『りんご、もうひとつある?』を観る。

“無国籍アクション”と紹介されたイラン映画に心惹かれたのだけれど、期待はずれだったかも。

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『ローズ・イン・タイドランド』

Tideland 10歳の少女ジェライザ・ローズの目に映っている世界は、幻想的でとても美しかった。
トリップ感があって、空想と現実の間をフワフワ浮いているよう。

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『リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー!』

Livefreaky ダークで悪趣味な世界は好きなのだけれど、期待とはちょっと違っていたような。

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『レイヤー・ケーキ』

Layercake主人公の麻薬ディーラのキャラクタがユニークで面白い。
ボスから下っ端のチンピラまで、ケーキのように階層のある裏社会を舞台に、それぞれの思惑が複雑に絡み合うさまをテンポよく描いている。

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『ラルジャン』ーBOW30映画祭ー

Largent登場人物の誰にも感情移入を許さない厳しさが素晴らしい。
冷静で透明な視点は、最後まで緊迫感を持続させていて、そしてとても衝撃的。

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『リトル・ランナー』

Stralph 母のために奇跡を起こそうと、少年は走る。
思春期の少年が持つ真っすぐな思いと、走ることによる高揚感を感じることができて、素直に感動。

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