カテゴリー「映画ーか行」の37件の記事

サイレント映画をたくさん観た!

渋谷にあるシネマヴェーラ<映画史上の名作番外編 - サイレント小特集Ⅳ ->特集で、サイレント映画をたくさん観た!

全て16mmフィルム上映。状態の良くないものもあったり、日本語字幕が投影できなくなったり。でもでもスクリーンで観る名作は格別でした。『竜宮城』除いて、無音上映。すこし緊張感あるけど、静かな場内にも慣れてきた。(でも、音楽付きだったらなー、と思いつつ)

観たのは、グリフィス短編集5本を含めて14本。どれも面白かったけど、最も感銘を受けたのは、トッド・ブラウニング監督『知られぬ人』。ロン・チェイニーって凄い俳優だ、と改めて。

以下、観た順番に。

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『カティンの森』

1939年。ドイツ軍から逃げてきた人々とソ連軍から逃げてきた人々が、鉄橋の上で出会ってしまう場面からはじまる。大国に抑圧されてきたポーランドの歴史が、そこに凝縮されているよう。

ソ連軍の捕虜となったポーランドの将校たちが虐殺されたカティンの森事件。世界史で習うのはそこまでだが、ポーランドの悲劇は戦後も続いていた。

さまざまな立場の人が描かれていて、それぞれに共感できてしまうのがツラい。
体制を受け入れる人。真実を守ろうとする人。諦める人。闘う人。
絶望的な状況の中で誇り高く未来を語る人には、やはり感動してしまう。
収容所のクリスマス。大将が「職業軍人以外は皆生き残れ。君たちはポーランドの未来に必要な人たちなのだから。」というようなことを言う。将校には教師や学者や技師などがいるのだ。事件が起こることが分かっているから、余計にずっしりと心に残る。
大将の奥さんもまた、凄い。ソ連の嘘を告発する勇気。他にも誇り高い女性がたくさん描かれていた。
レジスタンスの青年が逃げる途中に上がった屋根からみたクラクフの景色が美しくて、なのに、この街がポーランド人のものでないという悲しさ。

機械的に作られる死体の山。無造作に埋められる死体。

カティン事件についての真実を語ることがどんなに難しかったのか。ソ連が崩壊したことによって作ることができた映画なんだよなーと思いつつ、完成し観ることができた自由をかみしめる。

『ロープ』(野田秀樹作・演出)でタマシイが語った言葉“あったことをなかったことにしてはいけない”を思い出す。歴史を修正しようという試みはいつでも行なわれていて、それを食い止めるためには真実を語り続けなければならない。

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“アラブ映画祭2007”に行ってきた

ドイツ文化会館内にある赤坂・OAGホールで開催されていた、第3回国際交流基金“アラブ映画祭2007”に行ってきた。この会場は初めて。チラシの地図を見ながら歩いて、ちょっと不安になってきたところで到着。

今回の目玉は、“アラブのハリウッド”と呼ばれるエジプト映画の大回顧展!だそう。
新作上映の『バーブ・アジーズ』『古きサナアの新しき日』『長い旅』の3本を観るつもりで、前売りを3枚購入。余裕があれば“目玉”に手を出そうと思っていたのだけど、ダウンしてしまったので、予定変更。
結局、観ることができたのは、『長い旅』『ズズーにご用心』『カイロ中央駅』の3本だった。
前売り券が作品指定ではなく全作品共通だったので、振替えることができて助かった。

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『恋人たちの失われた革命』

Amants_reguliers_2 モノクロームの映像は、メランコリックな陶酔感に満ちていた。

1968年5月、パリ。五月革命。二十歳の詩人フランソワは兵役を拒絶し、機動隊と闘争を繰り広げる若者たちの行動に加わる。ある日、フランソワは彫刻家を目指す美しい女性リリーと出会い、一瞬で恋に落ちる。

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『キムチを売る女』

Mangzhong“東アジア出身のアート系監督達の伝統を引き継ぐ”という煽り文句に納得。
画面からほとばしる、ギンギンの作家魂!!

中国北部の片田舎、キムチの露天商をして生計を立てている母と息子。

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シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』

Cinemanininndojoji “歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーンで上映する”シネマ歌舞伎の第三弾。

シネマ歌舞伎第一弾の『野田版 鼠小僧』も観たし、ゲキ×シネで『SHIROH』と『髑髏城の七人〜アオドクロ』も観た。
3作品とも生の舞台も観ている。特にゲキ×シネの2つは良い意味で別の作品のように完成度が高い映像だったので、興奮した。『野田版 鼠小僧』も、客席からでは見えないような役者の表情がみえたり、新しい発見があって、楽しかった。

第二弾は『鷺娘/日高川入相花王』という舞踊もの2本立てで、これは未見。
第三弾も、第二弾に引き続いての歌舞伎舞踊で『京鹿子娘二人道成寺』。女形舞踊の代表的演目『京鹿子娘道成寺』を、女形二人で踊るというもの。

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『亀も空を飛ぶ』『わが故郷の歌』

新文芸坐の特集“アジア映画の輝きVol. 2 ー映画を通してアジアを見る”の2本立て。

評判はずっと耳にしていて気になっていたのに、何となーく縁がなくて観る機会を逃していた監督。それが、バフマン・ゴバディ監督だった。
この日のみのゴバディ監督2本立ては、願っても無いこと。新文芸坐に感謝!

今まで出会えてなかったことを嘆くよりも、今出会えた幸運を祝いたい。そんな気持ちにさせられる、本当に素晴らしい映画だった。
過酷な環境に生きる人々を残酷なまでのリアルさで描いてるのに、目を逸らすことなく見続けることができたのは、不思議なユーモアとどこか幻想的な表現が散りばめられているから。リアルな表現に衝撃を受け、ユーモアに笑い、ファンタジィに心を奪われつつ、ぐいぐいと物語世界に引き込まれた。


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『クロース・トゥ・ホーム』ー第7回東京フィルメックスー

Closetohome 第7回東京フィルメックスで、ダリア・ハゲル/ヴィディ・ビル監督『クロース・トゥ・ホーム』を観る。

イスラエルの若い女性兵士たちの日常が瑞々しい。

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“ニッポン・シネマ・クラシック”に行きました

東京国際映画祭”に行くことができるか微妙だと思いつつ、旅行前にチケットを確保しておきました。特集「ニッポン・シネマ・クラシック」のテーマを、“時代劇スペシャル〜名優伝説〜”と銘打っての特集上映。

『鴛鴦(おしどり)歌合戦』は69分、『決闘高田馬場』は50分。どちらも短い作品だし、何も考えずに楽しめそうだったので、旅行ボケの頭でも大丈夫だろうと思いました。なので、同日の2本を続けて観ることにしました。
多分予想以上に面白かったです。特に、『鴛鴦歌合戦』には、声を出して笑っちゃいました。

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『狩人と犬、最後の旅』

Thelasttrapper 本物のトラッパー(狩人)ノーマン・ウィンターを主人公にした映画。
ユーコンの自然、その四季の移り変わりが、本当に美しい。

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