カテゴリー「映画ーあ行」の30件の記事

大画面の醍醐味ーー『LIFE!』『オール・イズ・ロスト〜最後の手紙〜』

毎月14日はTOHOシネマズデイで、TOHO系の映画館は1100円(増税で100円上がった)で映画を観ることができる。
お得な時には効率よくハシゴしたいってことで、有楽町・日比谷にあるTOHO系9館のスケジュールをチェック!が、観たい映画がうまくハマらないの。どうしても間が1時間以上空いてしまって、出かけられる時間内で2本しか観られない。六本木とか日本橋まで射程にいれても、移動時間を考えるとどうしてもうまくハマらない。

しょうがないんで2本。TOHOシネマズ日劇3で『LIFE!』とTOHOシャンテ3で『オール・イズ・ロスト〜最後の手紙〜』。

『LIFE!』
予告編をチラ見する限りあまり好みではなさそうで観るのをためらってて、始まってしばらくはやっぱり苦手かもーと思いながら観てた。真顔のベン・スティラーの引き締まった体が動き出す瞬間が美しくて、だんだんハマる。すっきりさわやか不思議な手触りは、けっこう好きかも。むやみに感動を盛り上げないことが好ましく、そして、現実が妄想に勝っていくのにはやはり感動。

話し的にはほぼ最初の段階でオチまで分かってしまうようなものだけど、オールド・スクール(ヒロインの台詞にある)でいいじゃない。NYからグリーンランドへ。ヘリコプターで船へ。船からアイスランドへ。自転車、駆け足、スケボー。アイスランドの美しい景色をスケボーで滑走する場面の素晴らしさに、スクリーンで観る楽しさ満喫。音楽に詳しくない自分でも楽しい曲の数々。妄想と現実が溶け合った『スペース・オディティ』にグッときた。壮大な風景のギンギラ美しい色合いは愛用してたコダクロームを思い出して、それにもしんみり。フィルムで写真撮りたいなぁ。ショーン・ペンのカメラはF3/Tだった。

でも、25コマ目はあれでいいのかなぁ。普通であるからこそ、もの凄い感動にはならなくて(あのいけ好かない人たちが素直に表紙にするのもホントかなと思ったり)だからいいのかもしれないけど。

『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』
たった一人の俳優を信頼した監督と、それに応えたロバート・レッドフォードと。どちらも凄い。ほとんど台詞なしのロバート・レッドフォードで106分。大海原とヨットと男。次々と襲って来る自然の猛威に、やるべきことをやるだけと、淡々と作業する、その積み重ねに引き込まれ、最後は自分と向き合わされてしまう。老いたロバート・レッドフォードのすこしおぼつかない、でも確実な手さばきに見入った。

大自然の猛威を表す、嵐、暴風、大波、浸水、ヨットの軋む音。疑似体験できるのは、大画面と大きな音に包まれて観なくちゃダメ。シャンテは小さめなので、物足りなくはあるけれど、やっぱり映画館で観たい映画。

遭難ものというだけじゃなく、孤独との闘いに『ライフ・オブ・パイ』を。波の音、ヨットの軋む音、風の音に『リヴァイアサン』を思い出した。

サイレント映画をたくさん観た!

渋谷にあるシネマヴェーラ<映画史上の名作番外編 - サイレント小特集Ⅳ ->特集で、サイレント映画をたくさん観た!

全て16mmフィルム上映。状態の良くないものもあったり、日本語字幕が投影できなくなったり。でもでもスクリーンで観る名作は格別でした。『竜宮城』除いて、無音上映。すこし緊張感あるけど、静かな場内にも慣れてきた。(でも、音楽付きだったらなー、と思いつつ)

観たのは、グリフィス短編集5本を含めて14本。どれも面白かったけど、最も感銘を受けたのは、トッド・ブラウニング監督『知られぬ人』。ロン・チェイニーって凄い俳優だ、と改めて。

以下、観た順番に。

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MD- Marguerite Duras 特集:映画作家マルグリット・デュラス

アテネ・フランセ文化センターで『MD- Marguerite Duras 特集:映画作家マルグリット・デュラス』。上映された9作品のうちの5作品を観ることができた。

特に、『インディア・ソング』と『ヴェネツィア時代の彼女の名前』を続けて観られたことが良かった。全く同じサウンド・トラック!ということにすぐ気づくことができたもの。チラシに書いてあったことを後から読んで知ったのだが。。字幕も同じだったら良かったのになぁ。

「オフの声」っていう発明が凄い。誰が話してるか分からないのって、物語の枠が曖昧になって語られてる時間や空間が宙に浮いて、映されてるものが夢とか残像のように思えてくる。そういうフワフワとした感覚にうっとりしながら観てた。

その感覚が最も強かった『ヴェネツィア時代の彼女の名前』には、クラクラとすっかりまいってしまった。次の上映作も観ようと思ってたけど、余韻に浸りたかったので家に帰ってしまったくらい。はぁ。脳内でインディア・ソングがずっと繰り返されてる。

声と演じる人が一致してないのって、人形浄瑠璃みたいだけどそれとは違う。だから、一瞬思い出したク・ナウカとも違うんだよなー。

以下、観た順番に。

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『永遠の僕たち』

映画初め!2012年の1本目に、こんなにバッチリ好きな映画と出会えるなんて幸先良いゼ!この作品を選んだ自分を褒めてあげたい。

他人の葬式に参列する日々を送る少年イーノックは同じように葬式に参列する少女アナベルと出会い、ってどうしたって『ハロルドとモード』を思い出しちゃうけど、そんなこと考えたのは一瞬だけ。
ヘンリー・ホッパーとミア・ワシコウスカ演じる少年少女の、瑞々しい透明感に胸キュンキュンであっという間に映画世界へ引き込まれた。
それになんてったって、撮影がハリス・サヴィデスだもんさ。

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『オーロラ』

Aurore“王によって踊りを禁じられた王国”の物語。
美しく幻想的なおとぎ話は大好きなのだけど、期待していたキラキラ〜☆は、あまり感じられなかったのが残念。

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『イカとクジラ』

Thesquidandthewhale 2006年のアカデミー賞のオリジナル脚本賞にノミネートされていて、そのタイトルが気になった。
だって、『イカとクジラ』だもの。自然ドキュメンタリィみたいな不思議なタイトル。

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『女殺し油地獄』ー蔵出し銀幕大歌舞伎ー

ラピュタ阿佐ヶ谷で上映されている“蔵出し銀幕大歌舞伎”で観た。

歌舞伎でお馴染み、近松門左衛門作『女殺油地獄』の映画化。
1957年の作品で、現・坂田藤十郎が中村扇雀時代。1931年生まれとのことなので、25歳かな。華があって綺麗でした。

あらすじは、歌舞伎とほぼ同じ。
河内屋の一人息子(ここは歌舞伎と違う)・与兵衛が、遊女に入れあげ無理な借金を重ねたあげく、親切な豊島屋の女房・お吉を殺してしまう。

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『エレクション』ー第7回東京フィルメックスー

Election第7回東京フィルメックスで、ジョニー・トゥ監督『エレクション』を観る。

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“ニッポン・シネマ・クラシック”に行きました

東京国際映画祭”に行くことができるか微妙だと思いつつ、旅行前にチケットを確保しておきました。特集「ニッポン・シネマ・クラシック」のテーマを、“時代劇スペシャル〜名優伝説〜”と銘打っての特集上映。

『鴛鴦(おしどり)歌合戦』は69分、『決闘高田馬場』は50分。どちらも短い作品だし、何も考えずに楽しめそうだったので、旅行ボケの頭でも大丈夫だろうと思いました。なので、同日の2本を続けて観ることにしました。
多分予想以上に面白かったです。特に、『鴛鴦歌合戦』には、声を出して笑っちゃいました。

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『映画史特別編 選ばれた瞬間』ーBOW30映画祭ー

Lesmoments ゴダールの視点で語られる“映画史”。
引用された映画の半分も知らなかったけれどー。

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