2月は、インフルエンザに感染してダウン。鑑賞予定がメチャクチャになってしまった。観ないうちに終わってしまった新作映画も多いので、二番館での上映に期待。
でも、けっこう名画座には通ってたりして。
中村雀右衛門丈が亡くなられたことは、とても悲しいニュースだった。私が歌舞伎にハマることができたのも、京屋の存在あればこそ。たくさん舞台を観ることができたことは、幸せな想い出。
とにかく、映画ばかり観ています。
もうダントツで、マルグリット・デュラス監督『ヴェネツィア時代の彼女の名前』に感動した。久しぶりに感想書いたし。裏表みたいな『インディア・ソング』も素晴らしかったし、観てたからこそ感動できたんだと思うけど、でもやっぱり『ヴェネツィア時代の彼女の名前』!
インフルエンザに感染してることに気づいてない状態で観たオタール・イオセリアーニ監督『群盗、第7章』も、フラフラしながら堪能した。グルジアの歴史を描く、思いの外ハードな内容にたじろぎつつ、心にしっかり刻みこむ。ルプシャンスキーの撮影にクラクラ。体調万全な状態で再見したい。
中平康監督『四季の愛欲』は、神保町シアターの<監督と女優とエロスの風景>特集で。あざといまでに発揮される監督の技術を意識しながらも、チョー面白かった。
1971年のモンテ・へルマン監督『断絶』。凄い疾走感なのに全然高揚しない虚無感に痺れた。観た後の寂寥感に打ちのめされたので、また観たいかというと躊躇しちゃう。けど、爆音でもっと大きいスクリーンで観たい作品。
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『ブリスフリー・ユアーズ』。エロエロな映像。すっごいな。脳が開かれる気がした。
アラン・レネ監督『風にそよぐ草』。こんなに自由な映画って凄い。とってもヘンな映画。大好き。
やっと新作。マイク・ミルズ監督『人生はビギナーズ』。少し甘ったるいかもしれないけど、こうゆう甘さは大好き。俳優が皆良かったし、ジャック・ラッセル・テリアかわいかった。
ボリス・バルネット監督特集には通いたかったんだけど、インフルエンザだったりしてレイトは無理だった。やっと観られた『騎手物語』。爆走する馬に釘付け。牧歌的な雰囲気が素晴らしいソ連映画。
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