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『噂の男』

Uwasa_no_otoko 仮チラシの段階で、絶対に観る!と決めていた。
大好きな山内圭哉なのですもの。
そして、橋本じゅんと橋本さとしは10年ぶりの共演だそうだし。
堺雅人は、「喪服の似合うエレクトラ」を手違いで観ることができなかったし。八嶋智人は、イヤ〜な存在感が気になる俳優だし。

かなり人気ありそーだと思っていたのに、チケット予約をすっかり忘れて、気づいたら完売となっていた。バカなワタクシ。。

あきらめずに、当日券の予約をしたら、あっさり電話が繋がって、なんと整理番号は“1番”だった。びっくり。
結果、とても良い席で観劇することができた。ラッキィ〜。

“いい話”を書く作家に“いやーな話”を書いてもらい、多忙な演出家がその作品を手がける、という宣伝通りに、いやーな芝居に仕上がっていた。

舞台は、大阪にある古ーい劇場の舞台袖。地下にあるボイラー室に繋がっている。
12年前、人気漫才コンビ“パンストキッチン”のボケだったアキラは、ボイラーの事故で死んだ。その死の直前に何があったのか。
物語は、過去と現在を行き来する。

ピン芸人のボンちゃん(山内圭哉)が、ボイラー室で先輩のお笑いコンビ夫婦“骨なしポテト”の妻と淫らな行為をしているらしい声が響き渡り、夫はその声を聞いているという冒頭から、居心地悪ーい雰囲気。

物腰の柔らかい劇場の支配人(堺雅人)は、12年前“パンストキッチン”のマネージャだった。
“パンストキッチン”のツッコミだったモッシャン(橋本じゅん)は、アキラ(橋本さとし)の死後 アル中になっていて、劇場の地下に住み着いている。
そして、ボイラー点検にやってきたボイラー技士(八嶋智人)は、お笑い好きだからと、はしゃいで仕事をやらない。芸人たちにダメだししたりと好き放題で、怪しい雰囲気を発している。

12年前に起こったこととそれぞれの思惑が絡まり合って、隠されていた闇のようなものがあぶり出されてくる。憎悪だったり、嫉妬だったり、歪んだ愛情だったり。

重苦しい雰囲気なのに、時々繰り出されるギャグにはふと笑わされてしまったりして、感情の置き所が揺らされた。

最初はイヤな奴だったボンちゃんが、実は一番まとも?だったかも。山内圭哉は、ヅラ使いで、笑わせた。
ボイラー技士が、振り幅は一番大きいのかな。八嶋智人からは、フレンドリーの周りに狂気のような恐ろしさが最初から感じられてしまったけど。
堺雅人は「笑顔で全ての感情を表現する男」だったか、その言葉には納得。

“骨なしポテト”の2人が、物語の大きい鍵を握っているのはどうなのかと、チラリと思う。

e+Theatrix!の「噂の男」特集で紹介されているストーリーと登場人物とが、かなり変わっているのが面白い。そういえば、タイトルも微妙か。

PARCO劇場にて 公演情報

作:福島三郎
潤色/演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:堺雅人、橋本じゅん、八嶋智人、山内圭哉、橋本さとし、猪岐英人、水野顕子

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