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『カクタス・ジャック』

Matando_cabosブラックで笑えないシチュエーションなのに、クスッと笑わされて、楽しんでしまった。
面白ーい、メキシコ映画。

誰もが恐れる街の独裁者カボスの誘拐をめぐって、2つのグループが絡み合う。

一方は、普通の青年ジャックとその友人ムド。ひょんなことから目の前でカボスに気絶されてしまい、慌ててムドを呼びに行って戻ってくると、なぜかカボスは下着姿になっていた。仕方ないので車に載せて運び出し、仲間を呼んで、カボスを自宅へ運び込む計画を立てる。

もう一方は、カボス誘拐を企むボッチャとその手下ニコ。駐車場で待ち伏せして、現れたカボスを背後からぶん殴り、袋をかぶせてアジトへと攫っていったはずだった。
実は、ボッチャが誘拐したのは、自分の父親チーノだった。カボスに怨みを持っていた掃除係のチーノは、倒れているカボスを発見し、カボスの身ぐるみ剥がして、つかの間の金持ち気分に浸っているところを、息子たちに誘拐されてしまったのだった。

ジャック組とボッチャ組のそれぞれが、カボスの扱いをめぐって起こす騒動が、どんどん連鎖反応を起こしていって、どうにも絡まってしまうのだけど、それが小気味良くて、楽しい。
ボッチャが父親と知らずに暴力を振るったりと、かなり暴力的な場面もあるけれど、スピーディな展開にのせられて、クスクス笑えてしまう。

ジャック組の仲間として呼ばれた“伝説のレスラー、マスカリータ”と“人喰いトニー”のキャラクタもサイコーだった。

音楽も格好良くて、ノリノリ。

かなりブラックなのに、観終わった後には楽しくなってお酒を飲みに行きたくなってしまう、そんなレイトショウの作品だった。

シネセゾン渋谷にて(公式サイト

監督/脚本:アレファンドロ・ロサーノ
出演:トニー・ダルトン、クリストフ、ペドロ・アルメンダリス・Jr.、アナ・クラウディア・タランコン、ラウル・メンデス、グスターヴォ・サンチェス・パラ

MATANDO CABOS 2004 メキシコ

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コメント

いわいさん、こんにちわー。
TB&コメントありがとうございました。
本当に小気味良くて楽しめる作品でしたよねー。ところどころブラックな辺りも、ひじょーにツボでした。レイトショー上映という事で、余りたくさんの人がご覧になっていなかった印象で。一人でも観たという人が居ると、何か嬉しくなってしまいます。
マスカリータ&トニー のコンビは最高でしたね。トニーが見かけによらずに物凄い喧嘩が強いというのも好きでした。

隣の評論家さん、こんばんはー。
楽しー作品でしたよねー。
こういうブラックなノリは、わたしにもツボです。
最後に、「マスカリータ」と呼ばれてもうひと暴れか?とちょっと期待していたのですが、いい人で終わっちゃいました。
トニーは、強そーじゃありませんでしたか?
わたしは、出てきた時から、どんなにひどい暴れ方をしてくれるだろうとワクワクしてました。相手の耳くらい食べちゃうのかなって。
そこを音で表現してくれたのも、楽しかったです。

こんにちはー。
痛快な映画でしたね。
今年は愉快なメキシコ映画ものに出逢えて嬉しいですー。
私はブラックさが、というよりもハチャメチャおばかノリがツボでした♪
トニーの顔つきだけでかなり笑えましたー

かえるさん、こんにちはー。
そうですよね、今までのメキシコ映画のイメージは、激しい愛憎とか、ちょっとドロドロなかんじでした。
『ダック・シーズン』といい、この映画といい、楽しいメキシコ映画に出会えて、わたしもうれしいです。
こういう風にうまく笑わせてくれる映画て、良いですよねー。
トニーはいいアクセントになってました。不気味なのに、妙な可笑しさがあって、存在感ありましたよね。
言葉を発することなく、一目惚れされてしまうなんて素敵です。

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「カクタス・ジャック」 CACTUS JACK/製作:2004年、メキシコ 10 [続きを読む]

» 『カクタス・ジャック』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
小気味よくって面白かったー。 街を牛耳る実業家カボスの娘とつき合っているジャックは、ひょんなアクシデントで気絶した下着姿のカボスをどうにかしなけらばならなくなり・・・。サンダンス映画祭に出品され、メキシコ本国で大ヒットしたらしい。 トイレの個室から始まる物語っていうのがいいよね。まさにタランティーノっぽい映画。バイオレンスにあふれているんだけど、キャラクターはユーモラスで愛嬌のある人間味。偶然が交錯して、計画は予期せぬ方向へ転がっていく痛快クライム・ムービー。そんなエピソードやプロットは... [続きを読む]

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