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『姐御〜ANEGO〜』

Ahsouひっさしぶりに、脱力〜。はぁぁー。
トホホな気持ち。

香港のボスが亡くなり、その遺言によりボスの養女フィービーが跡目を相続することになるが、抗争は激化し、“姐御”となったフィービーが終止符を打とうとするが、、

という単純なあらすじ。

組織構造とか登場人物の設定とか関係とか、いろいろなことがよくわからないまま物語が進んでいく。まぁそれは香港ノワールではよく感じることなので、観ていくうちにわかるだろーと思っていたら、そのまま終わってしまった。

チラシによれば、斬新な映像、音楽、カット割り、アニメーションの挿入、極力減らした台詞、など、意欲的らしいのだけど、どれも鼻についてあざとく感じられた。余計な説明シーンを排除するったって、委ねられた観客が困るようではなー。

前作の『ベルベット・レイン』(感想はこちら)の時は、面白くなりそうなのに何だかおしいと思ったのだった。今回はもう全然ノレなくて、どうにもならない。

良かった場面もあげておこう。
ボスのエリック・ツァン宅に、アンソニー・ウォン、アレックス・フォン、サイモン・ヤムという渋いおじさんたちが集まり、可愛いフィービーを囲んで会食しているのが、暑苦しくて素敵だった。
あぁ、なのになのに、抗争に転じてからの彼らの役柄分担が今ひとつ不明で、魅力が感じられなかったのが残念。

フィービーを守る若いものを、劉燁(リウ・イエ)が演じていて、優しさや哀しさをたたえたちょっと暗い瞳が印象的。フィービーとの気持ちの交流もホンワカよい雰囲気。
あぁ、なのになのに、あんな死に方はないだろうと、悲しい気持ち。

4000人から選ばれたという、フィービー役のアニー・リウの存在もちと弱い。言葉がわからないのに、台詞回しの稚拙さは隠しようもないし。
いきなり白いチェロなんて弾かされてて可愛そーではあったけれど。

車と車をぶつけ合う戦いは、クライマックスなのだろうけど、既に意味不明。
誰がどっちの側なのかわからないし、大体どちらもダメージ受けてるし。
だから、フィービーの献身はちっとも心に響かない。

これは、興行的に成功したというのは本当なの?
シアターイメージフォーラムでは、レイトショーで2週間のみ上映というのも、納得できた。最終日だったけれど、10人もいなかったと思う。
ムリして観に行ったのに、がっかりだ。

シアターイメージフォーラムにて

監督:ウォン・ジンポー
出演:カリーナ・ラム、アニー・リウ、サイモン・ヤム、エリック・ツァン、アンソニー・ウォン、アレックス・フォン、リウ・イエ

阿嫂 2005 中国

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コメント

ベルベット・レイン』はレンタルして観る価値はありますかね?

かえるさん♪

次世代のウォン・カーウァイと言われているのですよね、この監督。
『ベルベット・レイン』は、その売りに惹かれて観ましたが、どこが?と思いました。確かに、映像に凝ろうと思っている意図はわかるのですが、これが鼻についてしまうんですよねー。
それでも、『ベルベット・レイン』はアンディ・ラウとジャッキー・チュン、ショーン・ユーとエディソン・チャンが出ていて、ちょっとした仕掛けがあります。
それを面白いと思えるかどうかが、評価の分かれ目かも。
わたしには今ひとつでした。

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