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『間宮兄弟』

Mamiyabrothersヌル〜くて、肩の力がぬけていくようなホンワカ感。
間宮兄弟に、癒されてしまうかも。

30代になっても仲良く同居を続けている間宮兄弟。ある日、2人はカレーパーティーを企画し、知り合いの女性を招待することに成功するが。。

原作の江國香織には一時ハマった。きっかけは、松岡錠司監督『きらきらひかる』。映画も良かったけれど、原作を読んでハマり、しばらく新刊をハードカバーで購入していたほど。最近は、文庫を待てるようになったけれど、好きな作家であることには間違いない。『間宮兄弟』が発表された時は、モテない男性が主人公ということ、今までと路線が変わったということで、話題になっていた。
なるほど、確かに話題になるのも納得できる作品かも、と映画を観て思った。

さえない独身兄弟が、仲良く楽しく暮らす日々を淡々と描いている。
兄の明信に佐々木蔵之助、弟の徹信に塚地武雅というキャスティングが成功しているんだと思う。
佐々木蔵之助はちょっと格好良いので、女にモテないという設定はどうよ、と思っていたけれど、弟思いで真面目なキャラは、確かに恋愛対象にはならないかも。
楽しくて、微笑ましい、そしてちょっとオタクな彼らの日常を彩るエピソードは、原作通りなんだろうけれど、2人の間に流れる空気感は映画ならでは。
この部屋だったら遊びに行きたいかも、と思わせてくれた。

カレーパーティーの計画を練って、女性が好きそうなカレーを真剣に考えたり、レシピを聞かれるかもしれないから書いておいた方がよいか真剣に議論してしまう間宮兄弟。
パーティーの後は2人で同じ部屋で寝ながらの反省会って。。

同性の友だちではなくて、兄弟。血の繋がりは何があっても切れることはない、という前提が、気を使うことなく我がままを言ったりすることを許容しているんだろうと思う。夫婦の関係がこうなれたら幸せかもしれない。

結局は、原作と同じキャッチコピィが、全てを表しているような。
「だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。」

シネセゾン渋谷にて(公式サイト

監督/脚本:森田芳光
原作:江國香織
撮影:高瀬比呂志
音楽:大島ミチル
出演:佐々木蔵之介、塚地武雅、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、戸田菜穂、佐藤隆太、岩崎ひろみ、高嶋政宏、中島みゆき

2006 日本

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コメント

男(兄弟)の友情、これ、「ゆれる」でもそうですが、対極が、女性の友情@「かもめ食堂」。なんか、同性同志の空間のここちよさってのが、最近テーマになってるの??って気がしないでもないですけど。
いい、映画でした。自分のくやしさをぶつける~受けてくれる人がいるってのいいですよね。
(あ、これ、ぼったくりバーの後の兄弟のやりとり)。
それと、運動場での、妹との会話「これ、友情だからね」、、、、「誤解されると、いけないから、笑ってはなれて」ってなやりとりがよかったかな(^^ゞ

悠さん、こんばんはー。
同性同士でも、兄弟ならではという関係だよなーと思いながらみていました。兄弟の心地よさって理解できないんですが、それでも、この映画のなかではしっかりと成立していたので、納得できる気がしました。
「誤解されるといけないから、笑ってはなれて」って、ありましたねー。クスッて笑ってしまいました、確かに。
江國香織ファンなので、こういうエピソードとか台詞がうまいんだよなー、と原作を思いながら観てしまったかも。
まだ読んではいないのですが。

若干タイミングを逸した感もあるんですがこちらにも^^;
間宮宅、遊びに行きたいですねぇ。
居心地の良い漫画喫茶のようでした。
人畜無害の素晴らしいこと。
人と付き合う上で許容範囲って難しいですね。
僕は一線を越えようとするのが時期尚早のようで、
「やっちまった」ということが多々あります。
間宮兄弟の間柄のような友人関係・夫婦関係は憧れでした。

現象さん、コメントありがとうございます。
感想をあげるタイミングも、かなり逸している感を否めないワタクシです。
付き合いの許容範囲って確かに難しいですよねー。
間宮兄弟は、他人と付き合った経験が少ないから、勘違い率は高そうだし、自分たち側へのハードルは高そうな気がしました。
>僕は一線を越えようとするのが時期尚早のようで、
>「やっちまった」ということが多々あります。
わたしも、そういうタイプかも。
あとで、1人でグルグル反省します。

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