« Studio Life『トーマの心臓』 | トップページ | 『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』 »

『六月大歌舞伎』昼の部(2回目)

昼の部は2回観ることにして、2回目は一等席を奮発。
前から5列目なんて、ものすごーく久しぶり。
舞台が近いことに改めて感動したし、役者が近いこと近いこと。
ちょっとした衣擦れの音や、咳払いも聞こえてくる。

前回観た時とほとんど変わらない感想だけど、前回意識を失った「藤戸」はしっかり観た。

「藤戸」
吉右衛門は、出のところではでかい老婆だと思いはしたけれど、しっかり老婆になっていたと思う。嘆きはそれほど伝わってこなかった。
歌昇と福助の間狂言(?)は、明るくて楽しかった。ここで、龍の伝説について言っていたのね。
そして、後半の龍はやはり立派。元が猟師なのに、なぜに龍?とは思うけれど、大きくて立派だから、動きが派手で場内が湧いた。引っ込みは、波に揺られつつ沈んでいく様なのかしら。ゆらゆらと揺れて、後ろ向きに去っていった。

「荒川の佐吉」
6日に観た時には、若々しい三下奴に見えると思った。
三階席からだったのか、日が経って変わったからなのか、今回はやはりチンピラに見えなかった。近くで観ると格好良すぎるのだ、仁左衛門は。
その分、自分なりの矜持を守って、真っすぐに生きていることは伝わってきたとは思うけれど、やはり泣けないのだった。
仁兵衛親分をはじめ兄貴分たちが、最初はもっと立派で、そこから零落したように見えれば、もう少し佐吉の立位置が際立つのかもしれない。

« Studio Life『トーマの心臓』 | トップページ | 『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』 »

コメント

>波に揺られつつ沈んでいく様
そうかそうか、と一人納得です。
祈られて、仏道成仏なんて感じじゃないですもんね、引っ込み。

悠さん、こんばんは。
納得していただけてうれしいです。
全然、成仏してませんよね。
あらすじでそう書いてあるけれど、成仏してないし、鎮められてもいないよねー、と思ってみてました。
荒れ狂ってましたよね。
そのほうが派手だから、観客的には拍手喝采ですけれど。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137003/10802375

この記事へのトラックバック一覧です: 『六月大歌舞伎』昼の部(2回目):

« Studio Life『トーマの心臓』 | トップページ | 『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

最近のトラックバック

つぶやき


2015年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

天気ブログパーツ