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『セブンス コンチネント』

Michaelhaneke隠された記憶』公開前に、ユーロスペースで開催中の“ミヒャエル・ハネケ映画祭”へ。

シネマヴェーラ渋谷でチャウ・シンチーを観る前に、受け付けで整理番号を入手。その際、「大変混雑しているので時間通り来ないと立ち見になる可能性が高い」と言われ、まさかと思っていたら、本当に立ち見の人がたくさんいた。ハネケに対する注目度の高さを思い知る。

夫婦と幼い娘、3人家族の3年間。その日常風景を、1年毎に切り取って淡々と映し出す。

同じように迎える朝。朝食をとり、娘を学校に送り、会社へ出かける。夫は順調に昇進し、何不自由なく幸せにみえる家族。
ほとんど動きのないカメラが捉える、日常の光景。やたらに耳障りに響く日常生活の音。シーンとシーンをつなぐ黒い画面の長さ。何か起きるのではないかという予感が息苦しい。

ラストの圧倒的な破壊の意味と、そこに至る理由については何の説明もなされない。
意味がわからない行為というのは、それが衝撃的であればあるほど、とても不安で居心地の悪い気持ちにさせるものだ。
彼らの絶望の深さを想像することはできるけれど、それもまた意味がないことなのかもしれない。

『セブンス コンチネント』というのは、7番目の大陸ということ。
この世には存在しない大陸(あの世?)だろうと思って観てた。
調べたら、ユーラシア大陸を2つと数えることもあるらしい。そうなると、イメージが挿入されていたオーストラリア大陸のことになってしまうけど。

挿入されたイメージは、彼岸ぽくこの世ならざる光景にみえた。

ユーロスペースにて

監督/脚本:ミヒャエル・ハネケ
出演:ビルギット・ドル、ディーター・ベルナー

The Seventh Continent  1989  オーストリア

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