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『理想の女』

オスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」の舞台を1930年のイタリア社交界に移して映画化している。
イタリアの景色とファッションがとても素敵。

agoodwoman ニューヨーク社交界の華メグ・ウィンダミアと夫ロバートは、世界中のセレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィへバカンスに訪れた。
そこでメグが出会った魅惑的なアメリカ人女性アーリン。
対照的なふたりの女性が織りなすスリリングな愛と絆の物語。

「いい女は2種類しかいない。全てを知り尽くした女と何も知らない女。」
というコピーが、全てを表しているような気がする。

アーリン役のヘレン・ハントは、「全てを知り尽くした女」の格好良さを貫禄ある演技で魅せてくれる。しっとりと匂いたつような大人の色気。
メグ役のスカーレット・ヨハンソンは、「何も知らない女」の無邪気さと若さあふれる色気。

ふたりの関係をめぐる謎解きは、予告編で想像した通りだったので意外性はなかったけれど、アーリンの真意が明かされた時の切なさは胸にしみた。

映画の原題は「A Good Woman」。善いとか悪いとかは、それほど単純に分かれるものではない。そのことを知ったメグが理想としている「A Good Woman」は、アーリンと出会う前とは違ったものになったはず。

当時の閉鎖的な社交界には、アーリンの自由で自立した考え方は先進的過ぎて受け入れられないけれど、現代に生きているわたしからみればとても自然で魅力的。
そんなアーリンを愛するタピィという男性の存在がうれしかった。

ギンレイホールにて(公式サイト

監督:マイク・パーカー
出演:ヘレン・ハント、スカーレット・ヨハンソン、トム・ウィルキンソン、スティーブン・キャンベル=モア、マーク・アンバース

A GOOD WOMAN  2005   イギリス=スペイン=イタリア=アメリカ=ルクセンブルク

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コメント

いわいさん、メールをどうもありがとうございました! 嬉しかったです。(*^。^*)
しかし、この記事もそうですが、先日の『高田馬場』の記事にもTBしたいのに、反映されない。なんで~??

ところで、この映画、私、大好きなんですよ~!!
イギリス・ビクトリア朝ものに、すっごく弱いので、それだけで私の「ツボ」なんですが、
2人のヒロインがとても魅力的に描かれ、かつ、会話がとても洗練された大人のドラマだったので、
すっかり感動してしまいました。
ヘレン・ハントは名演でしたよねぇ。
タピィを演じた俳優さんも、とってもチャーミングでした。

ギンレイホールのラインナップって、秀作揃いですねぇ。
いわいさんは「会員」なのでしょうか??

ゆっこさん、こんにちは♪
トラックバックできないのは、ゆっこさんだけじゃないんです。niftyに問い合わせてみましたが、特に解決策はなしでした。気が向いた時にでも、再トライしてみてくださいませ〜。

で、映画ですね。
実は、スカーレット・ヨハンソンが苦手だったりします。何も知らないという振りをしていそうな裏を感じたりもしちゃいました。そこがねらいなのかも?
だから、断然アーリン夫人の勝ちでした。(勝ち負けじゃないんですけどね)

ギンレイホールは、名画座なのでそれなりのラインナップですね。
たまに、なぜ?というものも上映してくれますが。
会員になってます。それについての苦労を下記の記事に書いています。
よろしかったらご一読ください。
http://kitune-no-ana.way-nifty.com/hole/2005/09/post_b002.html

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「理想の女ひと」 製作:2004年、スペイン=イタリア=イギリス=ルクセンブルグ [続きを読む]

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