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『THE 有頂天ホテル』

三谷幸喜監督作品。主要キャストだけでも23人(と1羽)の群像劇。

uchoten三谷作品といえば、バラバラな人々がそれぞれの個性を発揮しながら、一つにまとまっていき、大団円を迎える物語が、なんとなく現実離れして作り込まれた場所で展開するというものを想像する。この映画もそうだった。23人(と1羽)もの登場人物を混乱させることなく、きっちりと描く手腕は見事だと思う。

老舗ホテルを舞台にして、大晦日に繰り広げられる<働くホテルマン>と<訳ありの宿泊客たち>のやり取りが、ホテルの威信をかけた年越しカウントダウンパーティーへ向かって展開する、という物語。

乗れそうなところで乗り切れない思いを抱いてしまうのは、どうしてなのだろう。
強引にお話しが展開するのはいつもの三谷節だとは思うけれど、やはり描き込みが不足している感は否めない。こう展開したいんだろうな、と冷静に考えてしまう。
時々芝居が大げさになって、周囲に人がいないかのように感じられてしまうのは、舞台っぽい演出のせいなのか。全体的に、トーンが不統一でまとまりがないような気がしてしまう。
細かいところでは、結構笑えたけれども、大団円に向かう高揚感を感じることができなかったのだ。

この映画世界にハマっていて面白いと感じたのは、アシスタントマネージャー役の戸田恵子、議員秘書役の浅野和之、筆耕係役のオダギリジョー、演歌歌手の付き人役の梶原善、といった面々。
逆に、今ひとつだと思ってしまったのは、副支配人役の役所広司と客室係役の松たか子。特に、役所広司は顔が深刻すぎて、ホテルの副支配人にみえない。

ラスト近くに、汚職国会議員役の佐藤浩市と役所広司が2人になってのやり取りは、さすがに聞かせてくれたけれど。

ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズにて(公式サイト

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コメント

いわいさん、ご無沙汰しています。
仕事に忙殺されてて、長いことブログを放置してましたが、
ようやく少しずつ再開できそうです(苦笑)。

さて、この映画、いわいさんは、ちょびっと辛口な評価のようですね。
そっかぁ、私は単純に楽しかったけどなぁ。

ところで、明日(25日)の夜、歌舞伎座に行って来ます。
「二人道成寺」がすっごく楽しみ♪
「労働者M」は仕事のせいで、チケットをムダにしちゃったので、
この舞台だけは絶対に見たかったんですよ~。
見てきたら、またお邪魔させていただきます。

そうですか。私は、単純に笑い転げておりました。
戸田さん、浅野さん、梶原さんに目がいきますよね。
松さんが、佐藤さんに意見するとこがツボでした。
ゆっこさん、労働者M、みてきましたよ(^^)。
と、こちらで、ご挨拶してます。

ゆっこさん、こんにちは♪
久しぶりですね。コメントありがとうございます〜。
ブログ再開、無理なさらずにゆるゆると!

面白くて笑ったところもたくさんあるんですけれど、ちょっと物足りなかったというところでしょうか。
「労働者M」、ムダにしたとは残念ですね。
「二人道成寺」はとってもよかったですよ〜。(って、もう観ていらっしゃいますね。)

悠さん、こんばんは♪
期待するものとは違っていたみたいなんですよ。
でも、他のお客たちからも笑い声はおきてませんでした。
笑いって、相乗効果が高いものだから、誰か火付け役の人が必要だったのかもしれません。(自分ではダメでしたが)

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