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『ヨイショ!の神様』

演舞場の3階席は、団体客や年配の御婦人連れで満杯。
あまりにもにぎやかで楽しそうな客席に、本日は多少うるさくても(おしゃべりとかシャカシャカ音とか)しかたない、と覚悟を決める。

柄本明、中村勘三郎、波乃久里子、藤山直美、あの“浅草パラダイス”シリーズでお馴染みの出演者達が、新たに繰り広げる人情喜劇!

「浅草パラダイス」は未見。(昨年の「空想万年サーカス団」(坂本順治作 串田和美演出)は観た。)

面白いという保証付きの芝居だ。
最初から、笑う準備が整っている客席。テンポよく切り替わる場面に、暖まった雰囲気が壊れることがない。シンプルだけど、昭和初期だとはっきりと示す美術もあって、周囲のオネーサマたちはしっかりと心を掴まれた様子。

特に、中村勘三郎、柄本明、藤山直美が舞台上に揃った時、アドリブなんだか段取りなんだかわからないくらいにこなれているやり取りが、爆笑を誘う。場内の笑い声でセリフが聞こえないのに、それでも笑い続ける観客たち。楽しそうである。
でも、お話しというよりも、彼らのアンサンブルを楽しむといった風なので、それほど乗れない。

太鼓持ち役の中村勘三郎は、さすがのはまり役。初っ端の一人芝居から、引込まれてしまう。ヨイショの極意は「褒めるのではなく、惚れること」。

場面転換時に、小山三と源左衛門が時代背景などを紹介するのはとても良かった。

柄本明は、ほとんど飛び道具な扱いなんだけど、それで良いの?
波乃久里子が、女の悲哀を一瞬で見せていたのが印象に残る。

新橋演舞場にて(公演情報

作:金子成人
演出:ラサール石井
美術:堀尾幸男
出演:柄本明、小池栄子、中村勘三郎、波乃久里子、火野正平、藤山直美

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