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『奇談』をみた

諸星大二郎の傑作漫画「生命の木」の映画化!ということで、話しを聞いてから楽しみにしていた。(ソースは週刊大極宮の第220号だった)

「妖怪ハンター」あるいは「稗田礼二郎のフィールド・ノート」シリーズは、稗田礼二郎という異端の考古学者が、各地に残る奇怪な事例のフィールドワーク時に、不思議な事件に巻き込まれるというもの。
映画化された「生命の木」というのは、東北地方のかくれキリシタン"はなれ"に伝わる〔世界開始の科(とが)の御伝え〕というもう一つの創世記をめぐる話しだ。

まずは映像がステキだ。なんだか妖しくてワクワクする。教会とか旅館とか"はなれ"の集落とか。かなり原作のテイストがある。
そして、ストーリィも「生命の木」に関する部分はほぼ原作通り。かなり忠実なのには感動できる。
稗田礼二郎役の阿部寛も、最近はこんな役の彼ばかりみている気がするが、やはりハマっている。髪型は短髪で「TRICK」の教授みたいだけど、眼鏡のおかげで良い雰囲気をだしている気がする。
と、ここまで褒めてはみた。でも、短い原作を膨らませるために付け足した部分が気に入らない。"神隠し"って、何よ。七歳だとか思わせぶりだし。はなれの伝説とは全く関連しない形にしてくれればまだいいが、下手に絡めてしまっているので、おさまりが悪い。
そして、語り手である主人公が最後のほうで、説教じみたヘンなまとめをするのには力が抜けてしまう。そういう話しではないだろう。(残った謎の部分を総括してくれるのはいいんだけどね。)

でも、"ぱらいそ"へ昇天する映像はみてよかったと思えるものだった。
やはり、「おらといっしょにぱらいそさいくだ!!」だわ。

小松隆志脚本・監督。
池袋シネマサンシャインにて。(公式サイト

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