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『呪い』をみた

東京国際映画祭「アジアの風」部門での上映。(『この一刻』と同時上映)

ザ・ミッション 非情の掟』『インファナル・アフェア 無間序曲』に出演している フランシス・ン(呉鎮宇)が目当て。
新鋭監督・リー・ホン(李虹)が、中国では珍しいホラー映画に挑戦した、というふれこみ。

北京語で話している。日本語と北京語と英語の字幕がついていて、中国語の字幕は台詞そのまま(だったと思う)。しばらく注目して見ていたが、本人が北京語を話しているようにみえた。
フランシス・ンの役名は、「ジャンユー」で、これは漢字のほうの名前(鎮宇)と同じ。恋人役のティエン・ユエン(田原)も、役名は同じ。

ジャンユーは、舞踊団の照明技師。新しい舞台の主役に選ばれなかったことで、かなり荒れている恋人ティエン・ユエンがいる。
主役の楽屋に忍び込んだティエン・ユエン。そこに、舞台が終わって主役が帰ってくる。そして、主役は毒殺されてしまった。

最初はホラーのつもりで見ていた。リハーサル中に落ちてくるライト、お掃除おばさんの顔に痣があって怪しい雰囲気、守衛のおじさんも何かヘン、とそれなりにホラーっぽくはじまるんだけど、すぐに話しの展開が違う方向にいってしまった。
「毒殺した犯人は誰なのか」というミステリィなんだと納得してみていたら、伏線とか何もない状態(と思った)で、犯人が判明。
結局は、秘密をめぐる愛の物語だった、と理解した。

ジャンユーは、女にモテモテで、ラブシーンもたっぷり。恋人に優しくするシーンは、じっと見つめる目にドキドキしてしまう。
わたしもジュース作ってもらいたい。
あと、ラブシーンでのガラスモザイクシーンには、笑った。

以下、ティーチ・インのメモ。

Q.1: ホラー映画として紹介されていたけど、この映画はホラー映画ではないのでは?
A.1: その通り。ホラー映画ではなく愛の物語として撮った。映画は人間の情感が大事だと思っている。
Q.2: 役名が実際の俳優の名前と一緒なのには、何か理由があるのか?
A.2: 一緒のほうが役にはいりやすいと考えたから。
Q.3: タイトルが「呪い」というのは、良くないのでは?英タイトルは「Curse of Lola」で、これは 劇中公演のタイトルだったし、内容とそぐわない気がする。
A.3: 監督が考えていたタイトルは「秘密」。でも、いろいろと相談した結果、「呪い」のほうが 観客にアピールして集客があがるという判断。見にきてもらって、いろいろ感じてもらう方がよい。
Q.4: フランシスのファン。起用した理由とラブシーンはスタント無しかどうか?
A.4: 素晴らしい俳優だから。ラブシーンは、本人が演じている。本人のコメントでは「女性の監督なので、違ったらお手本をみせてくれると安心して参加することができた」とのこと。もちろん冗談だけど。
Q.5: 香港の俳優が大陸の映画に出る場合には台詞は吹替えになると思うが、本人が北京語で台詞を言っている理由は?
A.5: 演技には、声も重要だということで本人の声を使った。ただし、一部で録音の処理により吹替えがある。彼の「挺好(ティンハオ)」(とても良いという意味)という台詞はとても良かったので、好んで使った。
Q.6: 監督の経歴を簡単に。
A.6: 1993年に北京電影学院にして1997年に卒業。父と兄も映画監督。この作品は2作目となる。
Q.7: 若いし女性だし家族に映画監督がいるし、ということを取り上げられることも多いと思うが、やりにくいことはないか?
A.7: いろいろ言われることは気にしていない。周りからは、三人の李(大李、老李、小李)と言われているが、普通の家族。映画の世界が大変だということも良く理解しているが、映画が好きなのでこれからも良い作品を作っていきたい。

わたしは、「秘密」というタイトルのほうが良いと思ったけど。

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