『通し狂言 絵本合法衢』

Kokuritsu_sakura

昨年三月、震災のため公演途中で中止になった公演の、ほぼ同じ配役での再演。

3月7日に観劇した時につぶやいた感想は「年端もいかない子供も含めバンバン殺す殺すR15な物語。悪者二役を仁左衛門なんて格好良いに決まってる。でも、もっと鬼気迫る凄みを期待しちゃうのがファンの贅沢な要求。登場人物がやたらに多いのが、因果を薄めているような気がする。」だった。仁左衛門はカッコいいけど、芝居としては物足りないと思ったんだよな。楽日近くに再見するまでには(希望含め)面白く変化してるだろうことを楽しみにしていたところ、公演中止。

再演が決まった時は嬉しかったのだけど、初日(4/3)すぐに観た4月5日の感想は昨年とほぼ一緒。四幕十ニ場(4時間15分(休憩含む))を長く感じてしまったのだった。
ファンとしては、悪の二役でほぼ出ずっぱりの仁左衛門サマは本当に素晴らしいと思ったし、ステキーキャーって痺れたんだけど、、

» 続きを読む

2012年3月まとめ

沈丁花の香りがしてると思ったら、桜も咲き始め。

3月もハイペースで映画を観ました。新橋演舞場と平成中村座にも行ったし、世田谷パブリックシアターや、水天宮ピットにも。久しぶりのマイケル・シェンカーにも感動。

吹き荒ぶ風が凄まじい映画、タル・ベーラ監督『ニーーチェの馬』はやっぱり凄かった。世界の終わりを体験した気分。観た後、口の中に土ぼこりが入ってる気がした。爆音で再見したい。

日仏で観たミア・ハンセン=ラヴ監督『あの夏の子供たち』も素晴らしかった。一昨年公開された時、なんとなく気後れしてるうちに上映が終わってて、やっと観られた作品。“突然の死”というテーマにはかなり心を抉られる覚悟が必要で、この映画もキリキリと心を痛めながら観てた。でも、生きるということ生き続けるということが、声高ではなく、でも確かに描かれていて、ジワジワと感動が押し寄せてくる。観て良かったとしみじみ。

» 続きを読む

サイレント映画をたくさん観た!

渋谷にあるシネマヴェーラ<映画史上の名作番外編 - サイレント小特集Ⅳ ->特集で、サイレント映画をたくさん観た!

全て16mmフィルム上映。状態の良くないものもあったり、日本語字幕が投影できなくなったり。でもでもスクリーンで観る名作は格別でした。『竜宮城』除いて、無音上映。すこし緊張感あるけど、静かな場内にも慣れてきた。(でも、音楽付きだったらなー、と思いつつ)

観たのは、グリフィス短編集5本を含めて14本。どれも面白かったけど、最も感銘を受けたのは、トッド・ブラウニング監督『知られぬ人』。ロン・チェイニーって凄い俳優だ、と改めて。

以下、観た順番に。

» 続きを読む

『ニーチェの馬』 

タル・ベーラ監督『ニーチェの馬』の感想書くなんて無理だって思うけど、でもやっぱり、気持ちが熱いうちに書いておきたいので。

荒れ狂う風の中を荷馬車を引く馬、鞭打つ老人。それだけなのに、不穏でとても惹き付けられる冒頭から凄い予感の154分。

1889年トリノ。ニーチェは鞭打たれ疲弊した馬車馬を見つけると、駆け寄り卒倒した。そのまま精神は崩壊し、二度と正気に戻ることはなかった。
どこかの田舎の古い家。
疲れ果てた馬と、飼い主の農夫と、その娘。暴風が吹き荒れる6日間の物語。

» 続きを読む

『三月大歌舞伎』昼の部 新橋演舞場

実はそれほど期待してなかったのだけど、とても良かったので得した気分。

「荒川の佐吉」の染五郎が良かった〜。

» 続きを読む

2012年2月まとめ

2月は、インフルエンザに感染してダウン。鑑賞予定がメチャクチャになってしまった。観ないうちに終わってしまった新作映画も多いので、二番館での上映に期待。
でも、けっこう名画座には通ってたりして。

中村雀右衛門丈が亡くなられたことは、とても悲しいニュースだった。私が歌舞伎にハマることができたのも、京屋の存在あればこそ。たくさん舞台を観ることができたことは、幸せな想い出。

とにかく、映画ばかり観ています。

もうダントツで、マルグリット・デュラス監督『ヴェネツィア時代の彼女の名前』に感動した。久しぶりに感想書いたし。裏表みたいな『インディア・ソング』も素晴らしかったし、観てたからこそ感動できたんだと思うけど、でもやっぱり『ヴェネツィア時代の彼女の名前』!

インフルエンザに感染してることに気づいてない状態で観たオタール・イオセリアーニ監督『群盗、第7章』も、フラフラしながら堪能した。グルジアの歴史を描く、思いの外ハードな内容にたじろぎつつ、心にしっかり刻みこむ。ルプシャンスキーの撮影にクラクラ。体調万全な状態で再見したい。

中平康監督『四季の愛欲』は、神保町シアターの<監督と女優とエロスの風景>特集で。あざといまでに発揮される監督の技術を意識しながらも、チョー面白かった。

1971年のモンテ・へルマン監督『断絶』。凄い疾走感なのに全然高揚しない虚無感に痺れた。観た後の寂寥感に打ちのめされたので、また観たいかというと躊躇しちゃう。けど、爆音でもっと大きいスクリーンで観たい作品。

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『ブリスフリー・ユアーズ』。エロエロな映像。すっごいな。脳が開かれる気がした。

アラン・レネ監督『風にそよぐ草』。こんなに自由な映画って凄い。とってもヘンな映画。大好き。

やっと新作。マイク・ミルズ監督『人生はビギナーズ』。少し甘ったるいかもしれないけど、こうゆう甘さは大好き。俳優が皆良かったし、ジャック・ラッセル・テリアかわいかった。

ボリス・バルネット監督特集には通いたかったんだけど、インフルエンザだったりしてレイトは無理だった。やっと観られた『騎手物語』。爆走する馬に釘付け。牧歌的な雰囲気が素晴らしいソ連映画。

» 続きを読む

«サイレント映画が面白い!

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

最近のトラックバック

つぶやき


2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

天気ブログパーツ